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脂肪肝について

[2020.05.13]

目次

  1. 脂肪肝とは
  2. 脂肪肝の原因
  3. 脂肪肝の症状
  4. 脂肪肝の検査・診断
  5. 脂肪肝の治療

健診で肝機能の異常を指摘されたことはないでしょうか?また、検診で肝機能異常や脂肪肝を指摘されたたま、ついつい放置してしまっていないでしょうか?
今回は肝機能障害の原因として多い脂肪肝についてご説明します。

脂肪肝とは

中性脂肪が肝臓に蓄積する病気です。過剰なアルコール摂取や肥満、生活習慣病などが原因で、肝臓に余分な脂肪が蓄えられた状態です。アルコールが原因の脂肪肝を「アルコール性脂肪肝」、それ以外の脂肪肝を「非アルコール性脂肪肝」と呼びます。脂肪の割合が肝細胞全体の30%を占める場合に、脂肪肝と診断されます。

日本での脂肪肝の頻度は増えており、検診を受けた方の20~30%に脂肪肝が認められたという報告があります。

脂肪肝の原因

脂肪肝の原因としては過剰なアルコール摂取や肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧といった生活習慣病があります。また、最近では膵頭十二指腸切除術という手術の後の消化吸収障害やホルモン異常に伴う代謝機能障害、睡眠時無呼吸症候群なども脂肪肝の原因として注目されています。

脂肪肝の症状

全身倦怠感(全身がだるい感じ)や腹部膨満感(お腹が張った感じ)を来たす場合もありますが、基本的には脂肪肝だけでは症状が出ることはまれです。脂肪肝が悪化して、肝硬変の状態にならないと症状が出ることは少ないです。また、肝硬変でも初期には症状が出ることは少ないですが、進行すると腹水の貯留、足のむくみ(下腿浮腫)、意識障害(肝性脳症)などの様々な症状が出てきます。食道や胃の静脈瘤ができて破裂した場合には吐血や黒色便、ショックなどの症状を来たしますし、肝臓のがん(肝細胞癌)ができた場合には腹痛などの症状をきたすことがあります。

脂肪肝の検査・診断

血液検査で肝機能を調べるほか、飲酒の有無の確認、超音波検査やCT検査などの画像検査により、肝臓の大きさや脂肪のつき具合を見て診断します。

超音波検査では右図のように肝臓が白く見えるのが特徴です。

脂肪肝の治療

アルコールが原因の場合は禁酒(もしくは飲酒量の減量)が一番の治療になります。生活習慣病などが原因の場合は生活習慣の改善や減量が基本的な治療になります。残念ながら現在のところ、脂肪肝について強力にお勧めできるお薬はないのが現状です。

生活習慣の改善としては下記のことを心がけましょう。
・バランスのよい食事:脂肪分の多い食事や糖質の摂りすぎに注意しましょう。また、全体のカロリーが多い場合はカロリー制限も重要です。
・定期的な適度な運動:有酸素運動(ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった、ある程度の時間をかけながら少量から中程度の負荷をかけて行う運動)が勧められています。

減量については
 体重の3~5%の減少→脂肪化の改善
 体重の10%以上の減少→線維化(肝臓が固くなること)の改善
につながったとの報告があります(Hannah WN Jr et al. Clin Liver Dis. 2016)。

脂肪肝は症状が現れにくく、放置すると肝炎や肝硬変、肝がんへと進行するおそれがあるため、定期的に検査を受けることが重要です。姫路市で肝機能異常や脂肪肝についての精査・治療をご希望の方は書写西村内科にお気軽にご相談ください。

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