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内視鏡検査に大事なこととは?

[2020.04.08]

内視鏡検査に大事なこととはなんでしょうか?

  • 安全性
  • 病変の発見および診断
  • 患者様の苦痛の少なさ

私見にはなりますが、内視鏡検査で大事なポイントは上記の3点になると思います。

ひとつひとつについて私の考えを述べていきます。

安全性

まず、患者様の安全が担保されていることが最も重要になります。胃カメラはとても安全な検査で2016年の消化器内視鏡学会からの報告では2008年から2012年までの日本における胃カメラに伴う併発症は0.005%(約2万人に1人)と言われています(日本消化器病学会雑誌, 2016 年 58 巻 9 号 p.1466-1491)。習熟した内視鏡医ではさらに併発症の可能性は低いと考えられます。私自身、内視鏡経験数は2万件近くあり、内視鏡検査・治療や麻酔薬(鎮静剤・鎮痛剤)の扱いについて十分に習熟していますのでどうぞご安心ください。

病変の発見および診断

こちらが内視鏡医の腕の見せ所になります。

病変の発見については

  • くまなく観察できる内視鏡操作の技術
  • ささいな変化にも気づくことができる観察眼
  • 内視鏡装置の性能

が重要になってきます。

くまなく観察できる内視鏡操作の技術についてはある程度の経験を積んだ内視鏡医なら習得できていると思われます。ただ、「 どのような状態の食道や胃であれば、どこにどんな病変が多いのか 」、「 内視鏡で観察する時にどこが見にくくて、見逃しが起こりやすいのか 」という知識があることで、各々の患者様でどこを重点的に見ればいいのか、どこを見るときはより一層注意が必要なのかを判断することができ、病変の早期発見につながります。

次に観察眼についてです。こちらに関してはこれまでのどれだけ多くの病変を見て、その特徴やパターンが頭に入っているかが大事になると思います。私自身多数の内視鏡経験がありますが、それでも個人が一生に経験する病気の数には限りがあります。そこで、医学書を読むこと、研究会に参加して他の医師が経験した病気について学ぶことが大事になります。また、私が勤務していた北野病院では毎週内視鏡治療を行った早期がんについての内視鏡と病理組織(切除した病変の顕微鏡の検査です)の対比をする研究会を行っており、多数の早期がんを見ることでがんの見た目のパターンや、その進行度について診断する目を養うことができました。

また、少し前に報告されたピロリ菌とは関係がない胃がんである「 胃底腺型胃がん 」など、新しいタイプの病気が提唱されることもあり、常に学習を怠らず情報をアップデートすることが重要になります。

多く病気の特徴やパターンを知っていることで、病気の発見、診断を行うことが可能になります。病気があった際に適切な診断ができることで、経過観察でいいのか、投薬での治療が可能なのか、専門病院での精査や治療が必要なのかを判断することが可能になります。

内視鏡装置の性能についてですが、どれだけ優れた内視鏡医であっても性能が劣る内視鏡装置では病気の発見率や診断力が落ちてしまいます。当院では最新鋭の内視鏡システム(EVIS LUCERA ELITE)、内視鏡(GIF-H290)を用いており、専門病院と遜色のない検査が可能であると自負しています。

患者様の苦痛の少なさ

検査に伴う苦痛を減らすには何が必要でしょうか?

まずは、できるだけ苦痛がないような繊細なかつ的確な内視鏡操作ができる技術が必要です。また、どのような操作をすると患者様がつらいのかを熟知し、可能な限りそのような操作を少なくすることも大事です。そして何より麻酔薬を使うことが最も苦痛を減少することにつながります。患者様にはできるだけ楽に検査を受けていただけることが重要になると考え、当院では麻酔薬(鎮静剤・鎮痛剤)を用いて検査を行っています。

早期がんは症状が出ないことがほとんどであり、がんを早期の段階で発見するためには定期的に検査を行うことが大切になります。内視鏡検査を受けていただいた際に苦痛が強く、二度と検査は受けたくないと患者様が思われてしまい、適切な間隔で検査ができていないとがんを早期に発見する機会を失ってしまうことになります。消化管内のがん(食道がん、胃がん、十二指腸がん、大腸がん)は早期に治療を行えば再発率は極めて低く、がんで亡くなる可能性も極めて低くなります。私は、地域の皆様のかかりつけ医としても、内視鏡医としても、一人でも消化管のがんでつらい思いをされる方を減らすことを目標にしています。そのために、苦痛の少ない内視鏡検査をご提供させていただき、皆さまの検査を受けることへの抵抗感をなくすことができるよう日々技術の研鑽や知識のアップデートを行っています。

長文になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。皆様の健康にお役立ちできるように邁進してまいりますのでよろしくお願いいたします。

当院ホームページに内視鏡チェックシートがありますので、当てはまる項目がおありの方はどうぞお気軽に当院ご相談ください。

当院ホームページ 「消化器内科」

書写西村内科での胃・大腸内視鏡(胃・大腸カメラ)の詳細は下記ページをご覧ください。

胃・大腸内視鏡(胃・大腸カメラ)へ

姫路市で内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)をご希望の方は書写西村内科にお気軽にご相談ください。当院での内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)はネット予約・電話予約も可能です。下記のリンクもしくはホームページの予約ボタンからご予約いただくか、下記番号にお気軽にお問い合わせください。

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診療時間:月~水、金 9:00~12:00、16:00~19:00、木、土 9:00~12:00

また、胃カメラへの不安がおありの方は当院で胃カメラを受けられた方のアンケート結果を掲載しているので、どうぞご覧ください。麻酔薬を使用することでほぼすべての方で楽に検査を受けられたとのお声をいただいています。

当院ホームページ 「アンケート結果」

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